欄間制作

図案を寸法に合わせて描くこれは葡萄にリスです。材質は楠の木です。

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図案を材料に写します、そして空いている部分を糸鋸で穴をあけます。
ここで重要なのは、いらない部分すべて穴をあけるんではなく。木を彫っている時に折れないように、ツナギを付けておくことです。

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荒落とし荒彫りノミを使い大まかに彫っていきます。
欄間の時には、荒彫りのみを約150本位使います。

赤の斜線部分がつなぎと言われるものです。

荒落としでは、下絵がすべて削られて消えます、この段階で
上げ下げを見るわけです。この上げ下げで作品の立体感や
奥行きを感じさせられるよう気を配ります。とても重要な作業です。
荒彫り

荒彫りといいましても、細かく言うと、荒彫り,小彫り、と分けられます。

上は表の荒彫りが終わり、下は裏面に絵を描いているところです。
ここで重要なのが、裏の図案はないとゆうことです、表の図案を裏返しておおよその
配置は解りますが、裏は表の逆、反対になるとゆうことです。
さらに、裏に新たに表にはないものを作ります、ですからここの作業は大変重要かつ、
その作者の腕の見せ所なのです。

5 仕上彫    仕上げ彫りにも仕上げノミを150本くらい使用します。

6 つなぎ外し及びこぼれ部分仕上げ
  仕上げが終わると、枠を入れるための作業に入ります。